要注意!「ふるさと納税」よくある間違い、失敗例!?

ワンストップ特例、確定申告の手続きを忘れた時の対処法!?

要注意!「ふるさと納税」よくある間違い、失敗例!?
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 ふるさと納税のよくある間違い、失敗の事例を集めてみました。特に、医療費控除や住宅ローン控除を受ける方は、寄付金の年間限度額が大きく変わる場合がありますので注意が必要です。また、確定申告時の寄付金控除適用のし忘れも多い様なのでご注意ください。今回、紹介させていただいた事例を参考に、「転ばぬ先の杖」としていただけたら幸いです。また、対処法についても併記しましたので併せて参考にしてください。

ふるさと納税、よくある間違い、失敗事例

寄付する時注意すること①寄付した人の名前による失敗

【失敗事例】 専業主婦のA子さん、最高評価「特A」ランクのお米をふるさと納税で注文。いつも旦那に手続きを任せていたのだが、今回はたまたま自分自身で手続き、支払いも自分名義のカードを使用。1か月後届いたお米はとっても美味しく旦那や子供達も大満足。A子さんも思わずホクホク顔だった。

 時は過ぎ、確定申告の時期到来。A子さんは旦那に替わり税務署で手続を行ったところ・・・

職員:「この魚沼産コシヒカリの2万円の寄付は宛名がA子さんになっているので、ご主人の寄付金控除に含めることはできませんね」

A子:「えっ、どういうこと・・・」

職員:「寄付金を支払った人が受けられる制度なので、A子さんが支払った寄付金は旦那さんの確定申告では適用できません。」

 その後、A子さんは「私は収入がなく主人の収入から払っているのだからと、実質的に旦那が払ったのと同じではないか・・・」と強く主張するも認められず、とても悲しい気持ちでの家路となった。

 要するに、ふるさと納税を使って所得税・住民税等の減免を受けるためには、本人の支払いでなければダメだということです。決して、多い事例ではありませんが、たまにある事例のようなので注意したいところです。ちなみに私のかみさんは一度これをやらかしてしまいました・・・

【対処法】これを読んだ皆様方は同じてつを踏まないよう、家族にも伝えて、寄付する人の名義は誰の名前にしなければならないかを伝えておきましょう。我が家ではこれ以降そういったことは起こらなくなりました・・・

寄付する時注意すること②返礼品の発送時期が重なる失敗

【失敗例】子供達がミカンが好きなので、段ボール1箱分のミカンを注文。もう1箱欲しいなと思い時期をずらして別の自治体にミカンをもう1箱発注。互いの注文時期は1か月近い間があったのに、2軒目のみかんが先に届いたなと思ったら、なんと翌日に1件目発注のミカンの段ボール箱が・・・

【対処法】ふるさと納税の返礼品はだいたいの発送時期が記載されていますが、正確な発送時期は分からない場合がそれなりにあります。注意していても避けられない時もありますが、生鮮食品が返礼品の時は同種のものが重ならない様十分に注意してください。また、「先行受付」などと称して、予約販売的な返礼品もありますので、併せて注意願います。

寄付金限度額の計算間違いによる失敗

 ふるさと納税の制度は、そのメリットを最大限受けられるための寄付金限度額が所得金額に応じてあります。基本的に所得が増えるほど、寄付金の上限額は上がっていく仕組みになっています。ただし、この上限額を超えて寄付金を払ってしまうと、その分の金額については、住民税等の減額措置が適用されないため、寄付した金額がそのままその返礼品の購入した代価と言える結果になってしまいます。

 ちなみに返礼品は寄付金の額3割程度までと決まっていますので、上限額を超えた金額が1万円であれば、3,000円の品を1万円払って手にいれたことと同じになります。だからこそ、寄付金の年間上限額を間違っても超えないように注意することがとても大事であることを覚えておいてください。

ワンストップ特例の申請し忘れによる失敗

【失敗例】ワンストップ特例の申請書を提出しようとしたものの、忘れていて、または必要書類の準備が遅れて1月10日に間に合わなかった。ワンストップ特例制度は寄附した翌年の1月10日までに各自治体へ必着で提出する必要があります。また、申請書の記入ミスや必要書類(マイナンバー確認書類や本人確認書類)の添付漏れがあると、申請が受理されません。

【対処法】提出前に記載内容や必要書類を十分に確認のうえ、速やかに提出するよう心がけることが、提出し忘れを防ぐコツかと・・・。(年末にまとめてだと、忘れることも・・・)また、ワンストップ特例の申請をオンラインで行うこともできます。しかしながら、対応している一部の「ふるさと納税サイト」のみとなることから、詳細は寄付をした各「ふるさと納税サイト」または「自治体マイページ」HPを参照願います。

 上記画像:「自治体マイページ」HPより引用⇒参照リンク先(https://mypg.jp/)

 また、ワンストップ特例の申請の期限が過ぎてしまった場合には、確定申告で手続きが可能です。確定申告による手続きをこれから行う場合は、国税庁HPの確定申告書作成コーナーで作成するのが便利で簡単です。インターネットに接続できる環境のパソコンかスマホがあれば簡単に作成できますのでご活用ください。(国税庁HP「確定申告作成コーナー」:https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl

医療費控除や住宅ローン控除を受けるため確定申告をしたことによる失敗

 医療費控除や住宅ローン控除(初年度)などの理由で確定申告を行う場合、寄付金の年間限度額が下がることとなりますので、事前に寄付金の合計額を抑えておくことが必要です(シュミレーション等活用)。また、ワンストップ特例で申請した寄付金の控除は適用されなくなります。ふるさと納税分の寄付金控除も含めて確定申告で改めて手続きを行わないと、所得税・住民税の減免は行われなくなってしまうので注意してください。なお、確定申告でふるさと納税分の寄付金控除の適用をし忘れた場合は、「更正の請求」という手続き(期限5年以内)が必要となります。

 【対処法】所得税の確定申告をする時は、必ずふるさと納税の寄付分も申告しなければならないことを覚えておくことかと・・・ そして、忘れたら税務署で更正の請求の手続き(5年以内)をしてください。更正の請求の手続きはインターネットに繋がるパソコンやスマートフォンをお持ちの方は国税庁HPの以下のURLに接続いただければ、手続きができます。

 また、医療費控除や住宅ローン控除を受ける予定がある人は、その控除額を見込んで寄付金の年間限度額を算出する必要があることも併せて覚えておいてください。

 

引っ越し等により住所が変わった場合による失敗

 寄附後に住所が変更になった場合、住所の変更届を提出しないとワンストップ特例の申請が無効となることがあります。住所変更の際は、速やかにワンストップ特例を申請した自治体へ連絡しましょう。 ​

【対処法】住所変更の届出を失念した場合は、確定申告して改めてふるさと納税分の寄附金控除の適用を受ければ特に問題ありません。ちなみに、寄付金控除の内容がワンストップ特例の内容と確定申告の内容と全く同じでも、確定申告の内容が優先されることとなるので、ワンストップ特例の申請は無かったものとして取り扱われます。

ワンストップ特例と所得税の確定申告の違い

 ふるさと納税に係る寄付金の住民税等の減免制度の適用を受けるためには「ワンストップ特例」と「所得税の確定申告」による二つの方法がありますが、その違いとメリット・デメリットについて説明させていただきます。

ワンストップ特例

 寄附した翌年の1月10日までに、申請書に必要書類(マイナンバー確認書類や本人確認書類)を添えて、寄付した自治体へ提出する必ことで手続きが終了します。

  • メリット:ワンストップ特例の適用を受けた場合は確定申告の手間を省ける。
  • デメリット:6団体以上寄付した場合は特例の適用ができない。また、寄付金控除を適用しないで確定申告を行った場合は、ワンストップ特例で申請した内容がリセットされてしまい住民税等の減免措置が行われない。

所得税の確定申告

 所得税の確定申告時にふるさと納税に係る寄付金控除を適用させた申告書を税務署に提出することで手続きが終了します。なお、3月15日の申告期限を過ぎても5年以内(正確には法令の規定により若干の前後あり)に手続きを行なえば適用されます。

  • メリット:ワンストップ特例の適用が出来なかった場合も確定申告で改めて適用できる。また、確定申告期限の3/15を過ぎても5年以内であれば、確定申告による手続きができる。
  • デメリット:申告期限までに確定申告により寄付金控除の手続きを行わなかった場合(正確には4月以降に申告した場合)は、減税手続きが行われないことがある。ただし、税務署への確定申告書を提出すれば、改めて住民税の減税手続きが行われるが、減税の手続きに時間がかかる。

「ふるさと納税」で間違いや失敗をしないためには

 間違いや失敗を起こさないために、上述したポイントを改めて簡単にまとめてみました。参考にしてください。

  • 寄付する人の名前を収入がある人に統一する。
  • 食品などは、返礼品の送付時期が重ならない様注意する。
  • 寄付金控除のメリットを最大限受けるための年間限度額を超えないようシュミレーション等により確認する。
  • 住宅ローン控除や医療費控除を受ける場合は限度額が低下することに注意する。
  • ワンストップ特例の適用を受ける場合は、寄付の都度速やかに手続きを行う。
  • ワンストップ特例の適用申請を行ったあと、住所を移転した場合は速やかに各自治体に届け出る。
  • 確定申告を行う場合は、必ずふるさと納税分の寄付金控除の適用を受ける。
  • 確定申告で手続きし忘れた場合には税務署へ「更正の請求」という手続きをとる。

Wrote this articleこの記事を書いた人

タックン

タックン 男性

 ふるさと納税の寄付金の年間限度額計算について、年内に行うことが実務上困難なことについて、世間にあまり知られていないことについて、ファイナンシャルプランナーとして残念に思い、年間限度額に関するブログを作成したのが始まり。その後、返礼品として登録されている各地域の名産品、特産品、珍品に興味を覚え、多くの方たちに紹介するブログを作成しています。少しでも興味を持っていただき、見て楽しいと思っていただければ幸いです。

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